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静かな学園(12-7-21)

首相官邸を囲む反原発デモに政府与党の元首相が参加し、オスプレイの配置では米軍が日本上空で飛行訓練をしていることに関心が集まる。尖閣諸島への東京都の上陸申請で中国との関係が難しい。これまで目をそらされていた現実がつきつけられているということか。大津のいじめ問題でも教育委員会や教職員のありかた一般が問われている。原発・安保・中国・教育と一時代前であれば学園を賑やかにする燃料で充満しているともいえるだろう。

しかし、現在の東大駒場キャンパスで見られる昔ながらのメッセージは写真のものだけ。演説する場面にぶつかることもない。正門前で一時、演説というか売り込みをしていたのは、その名も「時代錯誤社」。内容は「教員教務逆評定」などを掲載する雑誌の紹介であった。
http://koukasha.net/gyaku/index.php

学生の政治活動が過去に世の中を動かし、何らかの成果をもたらしたことがあったのか。安保・原発・成田などでデモが多かった時代がある。それが内ゲバと呼ばれる抗争により、負の部分の記憶に残る。駒場キャンパス内でも数名の殺害事件があった。その疑問に正面から取り組むことは、当事者が生きているうちは難しいと聞いたこともあるけれど、そんな当事者が政権中枢にもいるし、17日の代々木公園での集会にも60年安保時代から知られている顔があった。もう半世紀も昔からのオピニオン・リーダーだ。

現在の学生の意思表示はデモではなくネット上での書き込みなのではないか。学園は静かでも、サイバー空間上では質の高い意見交換が行われているはず。意見を表明するとそれに反対する意見も書き込まれるから、煽りがあっても慣れていて案外冷静なのではないか。ネット上での動画を含む情報公開はデモ以上の政治的効果をもたらすといってよい。キャンパス内でうるさいのが「時代錯誤社」とすれば、静かなのは当然なのかもしれない。

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