松見坂のロックバー(12-7-10)
松見坂下のバス停そばにあるロックバー「リン-エンドルフィン」に行ってみた。このブログに書いたことなどすっかり忘れていたのだが、店の人から、開店した時に誰かブログで書いた人がいるといわれ、そういえば書いたかなあ、といったところ、隣にいた客がフェイスブックでその写真の紹介があったとiPadで見せられた。これは違うといってしまったが、帰ってから改めて検索して見ると間違いなくこのブログに掲載した写真。わずか1年前のことなのだが、人間の記憶というものはいいかげんなものだ。いや私の記憶力の問題か。
http://shibuya-west.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/11-7-25-4fde.html
それはともかく、重い扉の入り口でどんな店なのかがわからない夜の8時に開店するバー「LiN ENDORPHIN」。以前旧山手通りに面したビルの地下にあった「ENDORPHINⅡ」のスタッフが開店した店とは知っていたが、夜の行動は限られているため、訪問していなかった。たまたま時間があったので、以前ここにあったスナック「花」の時代と同じ重い深紅のドアーを開けた。
まず驚いたのは店の照明。油の火とローソクの灯り。そしてLEDと思われるカウンターの上の小さな光がすべて。バーは暗いのが当たり前ではあるが、それにしても暗い方だろう。そしてカウンターの前のレコードの数。聞かなかったけど1000枚は下らないだろう。神泉にあった「エンドルフィンⅡ」のものを譲ってもらったとか。
ロックバーというのは音楽にこだわりのある人が行くところとのようだから敷居が高いのではないかと思っていたのだが、結構カラオケスナックの「花」時代の客もいるらしい。午後8時の開店で朝の5時までという営業時間のせいか、松見坂の飲食店の人たちが閉店後に来るそうだ。
それでも2つのターンテーブルにレコードを乗せ、途中で切り替えながら曲を聞かせるテクニックを見せるのはこの店のこだわりだろうか。しかし、それを演ずるのは坂本冬美似の店主なのだから、演歌ファンでも抵抗はないはず。知人に会うのがいやだから駒場では飲まない、と電車に乗って下北沢や中目黒に行く人もいるけれど、歩いて帰れる範囲で飲むのに越したことはあるまい。
歩いて帰れなくとも、店の前には帰りのタクシーが行列をなして渋谷方向に向かっているから、ちょっと遠方からでも安心して飲めるというもの。隣には立ち呑み感覚で食事のできる「Bar松見坂」ができたし、松見坂はもっと注目されてよい。
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