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お爺さんの原宿?(12-5-2)

渋谷で一番個性豊かな場所は道玄坂の裏町だろう。ここの他にはない店ばかりが集まっていて、中でも『名曲喫茶ライオン』は特に名高い。その隣にはアメリカンロックの『B.Y.G』があり、ブルースの『テラプレーン』は、百軒店の正面にあるカレーの有名店『ムルギー』の地下で営業している。ジャズのライブハウス『渋谷Ko-Ko』も貴重な存在だ。
寺山修司の世界を継承する『ポスター・ハリス・ギャラリー』がドンキホーテ裏の袋小路のつきあたりにあり、東急本店前からその裏道に入る途中では、ジャズのレコードを並べた喫茶店・バーの『リーミーズ』が、昼間から営業している。そんな店が意外に少ないのがこの街なのだ。
この丘の上の裏町の正面入り口である道玄坂から入った所にはストリップシアター『渋谷道頓堀劇場』があって、その周囲の風俗店の無料案内所の大きな看板と共に独特の雰囲気をかもし出す。
そして何よりもここを特徴付けるのは、ラブホテルが城壁のように丘の上の街を囲んでいることだ。ラブホテルの間の道の先にどんなところがあるのかは想像し難い。その一番奥に千代田稲荷神社があるがどれだけ知られていることか。

渋谷駅からすぐのこの丘にある街は、ラブホテルに包囲されているがために混雑から免れている。ラブホテル街を歩くことに抵抗を覚える人が圧倒的に多いためだろう。そのため、近所に長く住んでいてもこの丘の上の街を知る人は少ないのだ。迷路のように道があるので、長年ここに通っている人でも方向感覚を失うという。
この街の真ん中にあるのが百軒店商店街。そこを囲む、ランブリング・ストリート、道玄坂、道玄坂小路、文化村通りの裏手は百軒店商店街ではないので、地域社会としての組織がない。繁華街の中の静かな路地裏は無法地帯のようにも見えるらしい。

それを面白いと思えば、この街に魅力を感じるに違いない。だから、寺山修司の後継者に限らず、さまざまな分野のアーティストが集まっているとしてもおかしくない。その雰囲気を味わいにもっと多くの人たちが来るようになれば、この裏町はどこよりもおもしろい場所になる。60年代に青春を送った世代がここに遊びに来るのもよいのではないか。『道頓堀劇場』には年金暮しの客が多いそうで、60歳以上のシルバー割引もある。「お爺さんの原宿」になるのも悪くはないのかもしれない。

百軒店商店街正面入り口
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道玄坂小路からの入り口
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道玄坂小路からの夜景
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文化村通りの裏道
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