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多言語による渋谷の紹介(12-4-28)

松涛郵便局前交差点にある『サラヴァ東京』で、25日から29日まで、多言語劇団『空(うつぼ)』による合計7回の公演が行なわれている。『ワラ』という公演のタイトルの意味は確認していないが、「Shibuyaの街が、今のShibuyaになる前から、今のShibuyaになるまでの話」という内容だ。取材したさまざまな渋谷の人たちの言葉を10人の出演者が一人ずつ語るというドキュメンタリー・パフォーマンス。事前にどんなものかを知らずにいたのだが、雑誌の渋谷特集より遥かに深い内容の渋谷ガイドとなっていた。
ハチ公からはじまり、明石康(元国連事務次長)、中林啓治(記憶のなかの街渋谷の著者)、東直彦(建築家)、三上寛(歌手)、銀亭、道頓堀劇場主、名曲喫茶ライオンの主人などの言葉として出演者が客席に語りかけるのだ。それもフランス、イギリス、アメリカ、ドイツ、韓国、イランといったさまざまな国から来た人たちが、日本語とそれぞれの国の言葉をミックスして語るという多言語公演。それが似合うのは、新宿でも六本木でもない渋谷だというわけだろう。
会場の『サラヴァ東京』の紹介にはこうある。「ヨーロッパ最古のインディレーベルSARAVHAが渋谷にライブハウスを開きました 徒党を組まず、ジャンルにとらわれず、一期一会を大切にしてきたその精神を引き継ぎ、世界で最もホットな都市=トウキョウ:渋谷から文化の発信をはじます」と。その店の場所はBunkamuraの隣。道頓堀劇場と名曲喫茶ライオンが近く、そこから始まるランブリングストリート周辺こそが多文化の共生する場であることが公演では示唆されていたようだ。
『サラヴァ東京』がオープンして1年3ヶ月になるが、シャンソンをベースとしながら個性豊かなパフォーマンスが充実してきている。天井桟敷やジャンジャンが目立った時代と比べ、渋谷はより賑やかになっているが、その時代の文化は必ずしも継承できていなかったのではないか。
これからは、多文化・多言語共生を伴う新しい文化の形成拠点として、このエリアがより広範囲の人たちに知られるようになってほしい。

120428


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