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ヒカリエの通路が開通(12-4-21)

4月26日の渋谷ヒカリエ開業まで後5日となった。建物の内部は準備が整っていることだろう。渋谷駅から青山方面に抜けるヒカリエ内の通路は既に開通し、地下鉄副都心線渋谷駅からヒカリエの2階まで、エスカレーターで上がれるようにもなっている。地下鉄の駅と一体となっていることが分かり、その広々としたデザインの素晴らしさを感じさせる。
5月22日に開業する東京スカイツリーは、それを見に行く人たちばかりで賑わうわけだが、ヒカリエはそこを通って通勤・通学している人たちが立ち寄ることになるところが違う。渋谷駅の乗降客数は、いうまでもなく東京スカイツリーの駅とは比較にならない。つまり宣伝などしなくても客は来る。しばらくは渋谷の固定客を相手にするだけにしてほしい、という要望に応えることになる結果になりそうだ。
つまりスカイツリーやダイバシティーとは違い、地域密着型の商業施設であってよいわけだ。ヒカリエ単独で集客するわけではなく、渋谷にある生活に密着した日常空間として、渋谷のシンボル的な存在になればよいのだろう。そうして、西口のスクランブル交差点周辺のダイナミックな光景と比べ、落着いた日常的な渋谷ということになるはずなのだ。
ヒカリエの開業は、これからの渋谷駅周辺地区再開発の第一歩という位置づけとされる。銀座線渋谷駅のヒカリエ側への移動、東急東横店の解体、東横線地上ホームの解体、などが来年から始まる。そうした工事が東口と西口を切り裂く結果になるのかどうか。切り離されることによって、それぞれの個性が浮き彫りにされるようになれば、それはそれでよいのではないか。

渋谷駅から明治通りをまたぐ通路
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地下駅から地上を結ぶエスカレーター
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ヒカリエ2階の通路
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