駒場の桜(12-4-11)
一昨年の3月30日に書いた「駒場の桜」と題するページにより、本ブログへのアクセス数が急に伸びた。この一週間、そのページだけの平均閲覧数が1日に100件を超えるのだ。「駒場の桜」で検索した人がたまたま見つけてクリックしたのだろう。スマートフォンの普及により、インターネットでの検索そのものが増えていることも考えられる。昨年の3月・4月のページ別アクセスデータも見たが、特に目立つほどではなかった。
駒場には桜がいたる所にといってよいほどあるので検索する人の多いことは想像できる。目黒川ほどではないが、静かに花見をするには格好の場所かも知れない。大学でも国際基督教大学などと比較されれば、見劣りするとはいえ、東大の駒場Ⅰキャンパスにも桜はあちこちに点在する。そんなキャンパス内でもほとんど知られていないのではないかと思われるのが、井の頭線の線路脇にある空間。バレーコートと墓地の間の不思議な場所だ。桜の木が数本、静かに花を誇っている。
隣にある墓地は東大の敷地内ようにも見えるがそうではない。井の頭線が1933年に開通する前からあったもので、それ以降もこのあたりは民有地であったのかも知れない。今でも、大学の正門の外でもるし、金網の柵の外でもある。1965年まで踏み切りの場所にあったかつての東大前駅から正門までの道が東大構内であったとしたら、敷地内に正門があったことになるのだが。
いずれにしても、バレーコートから梅林まで、余裕のある土地利用がされている。そうしてこの不思議な桜の園から井の頭線を挟んで向こう側に見える郵政宿舎も利用の検討がされているようだ。ここにある桜の木がこれからどうなるのか、気に留めている人はどれだけいるのだろう。
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