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東大前商店街というふるさと(12-3-17)

金沢出身の詩人・小説家である室生犀星が1918年に出版した詩集にある「ふるさとは遠きにありて思うもの」というフレーズは、特に年配の人たちには知られているようだ。

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや 
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや

というのが全文だ。

駒場や東大前商店街をふるさとと思う人は少なくないはず。駒場小学校や日本工業大学付属駒場高校の卒業生にとっては心のふるさとであっておかしくない。毎年3千人が駒場キャンパスに入ってくる東大の卒業生にとっても、青春の思い出がそこにあったろう。
東大前商店街は全体の街並みは何十年も変わっていないものの、建物はかなり建替えられたりしている。商店街としての活気ということでは物足りないものがあるにせよ、なんとか商店街としての最低限の雰囲気は維持しているといえそうだ。一方通行で、車が停車しているとその横を通り抜けることができるかどうかという道路は、車の通行が少ないだけ歩行者にとっては心地がよい。こまばアゴラ劇場があるので、演劇ファンの人たちには聖地のような場所かも知れない。
しかし、ここもやはり「帰るところにあるまじ」き場所なのだろう。学園祭の時などに訪れる人もいるのだろうが、残念なことに、昔の面影がなくなってしまったと嘆くばかりということになりそうだ。

120317


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