富士山噴火の懸念(12-1-29)
土曜の朝と日曜の午後、富士山周辺を震源とする震度5弱にもなる地震が発生し、その後も震度1クラスの地震が頻発している。そこで心配されているのが富士山の噴火。ひとたび噴火となると相当の被害が出る恐れがある。
ただし、地震とは違い噴火の予測はかなり正確にできるようで、それなりの対策はとれるようではあるものの、対策そのものの経済的な影響が懸念されることは間違いない。
既に専門家は警戒感を強めてはいるようだが、インターネットで「富士山噴火」で検索するとさまざまな懸念材料を知ることができる。特に火山灰による被害が大きい。
火山学の権威である鎌田京大教授は、6年前の文芸春秋で具体的な想定被害を示すと共に、以下のプラス面を紹介することで結んでいる。
「富士山噴火後のプラスの経済効果に対する試算はまだ出ていないが、日本最大の活火山である富士山だけに、当然日本一にふさわしい額となるのではないか。ちなみに宝永噴火の翌年には富士山の登山客が二倍に増えたらしい。近い将来起こるかもしれない「富士山大爆発」をただただ恐れるばかりでなく、「短期の災害と長期の恵み」という観点で、富士山噴火に向けて前向きに今から準備することをあらためて提言したい。」
http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~kamata/Bunshun2005.11Fuji.htm
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