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松涛美術館で企画展「渋谷ユートピア」 (11-12-15)

松涛美術館では現在、渋谷近代の芸術家村を探索しようとする展覧会を1月29日までの期間で開催している。多くのそして多彩な芸術家が集まり交歓していた代々木、恵比寿、原宿を見てゆくというもの。
東京が江戸情緒を払拭しつつ近代都市へと変貌していた明治から大正・昭和の時期に、多くの俊英の美術家たちが渋谷に集うことになった。東京周辺には幾つもの美術家や文化人が集い交流した土地があり、そうした場所にならんで渋谷をアーティスト・コロニーととらえることも可能だということでそれを「渋谷ユートピア」と名付けたという。
「明治末から昭和戦前までの渋谷に住んだ美術家、あるいは渋谷を描いた画家を取り上げ、美術家たちのユートピア—美の発信地であった、かつての渋谷の姿を再発見しようとするものです。」
ということなのだが、ほぼ100年前といってよい時代の渋谷は現代とは余りにもかけ離れている。その地がたとえば池袋や目黒であったとしても何の違いも見出せるものではない。
しかし、ある時代のさまざまな分野の美術家を、渋谷というだけの切り口で並べて見ることには大きな価値があるのではないか。油彩画、日本画、彫刻、版画、詩稿、手紙、ポスター、デザイン画、装幀・挿絵、家具、建築図面などにわたるジャンルの作品約150点を、概ね1910年から1930年頃に制作されたものをコンパクトに一覧できることは素晴らしい。しかも関東を中心とする数多くの美術館などから一級の作品を集めているのだからなおさらである。
松涛美術館から近いBunkamuraのそばにある、1960年から1980年にかけてのアンダーグラウンド美術の傾向を踏まえた作品を展示するポスター・ハリス・ギャラリーを、松涛美術館と併せて訪れるのもよいのではなかろうか。

独特の雰囲気をもつ松涛美術館
111215


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