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渋谷のイメージ戦略(11-11-22)

書店で東京のガイドブックを開いたところ、渋谷は109とセンター街のみの紹介となっていた。渋谷のイメージとは残念ながらそんなところのようなのだ。
渋谷センター街は、渋谷駅周辺の渋谷区商店会連合会中央ブロックに加盟している13の商店会の一つ。その公式ホームページのトップ画面には「渋谷センター街といえば若者文化発祥地として、また過去に変造テレカや合法ドラックを売る外国人露天商がはびこる「怖い街」「汚い街」という危険なイメージがついてしまいました」とマイナス・イメージのあることを認めている。そこで、センター街パトロール隊(SCGP)の結成、路上へのはみ出し看板や商品の是正、1年365日1日6時間の徹底した清掃活動を実施した。それでもなお悪いイメージが払拭されないでいる事実を知らされ、新たに、センター街エリアのメイン通りを今年の9月に『バスケットボールストリート』と命名した。「情報発信地・健康的な街・安心出来るきれいな街と来街者に楽しんでいただける、地域の特色を活かした新たな街づくりを目指し『バスケットボールストリート』にする事で、さらにスポーツ振興に力を入れ、青少年の健全育成に努めます」ということである。しかし、バスケットボールストリートの通称「バスケ通り」も使われた例は知らない。センター街としないと誰もピンと来ないからだろう。

今日の東京新聞には「カルトの脅威 今も」「オウム 懸念される若者の無関心」との見出しの記事があり、センター街の写真が掲載されている。写真の説明には「若者たちでにぎわう渋谷センター街」とある。その写真は読者にどのような心理的影響を与えるだろうか。「カルトの脅威を受けそうな無関心な若者たちの街」とのイメージにならないか。若者に怖い街というイメージ素材としてのセンター街になっているようだ。

それはともかく、13ある渋谷中央ブロックの商店会組織の一つであるセンター街が渋谷のイメージを代表するということでよいのか。渋谷のマイナス・イメージの責任や改善努力をセンター街頼みでよいのかということにもなる。

渋谷はファッション、音楽、映画の街と言われる。若者だけの街でもない。とはいえ、「オトナ発信地」のイメージ戦略をもつ渋谷マークシティを挟んで、中央街、246の先の桜丘、センター街の隣の公園通り、東口の宮益坂や宮下公園周辺といったところは、渋谷ヒカリエが誕生しても、遠方からの客を期待できるだろうか。
渋谷のイメージ改善には、音楽、映画の街であることをアピールしていくのが一番確実のようである。そのためには、年に一度の音楽祭、映画祭、芸術祭といったイベントの開催ではなく、ファッションを含めたクリエーターが情報交換の場として利用しやすい街になることだろう。その場所はファッションは公園通りの丘の上、音楽・映画は円山町・百軒店をおいてあるまい。

東京新聞に出たセンター街の写真
111122


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