老人いこいの家(11-11-18)
目黒区には老人いこいの家が25ヶ所ある。目黒区内に住所をもつ60歳以上の人が登録して利用証を持てばどこででも利用できるというものだ。駒場老人いこいの家では駒場寿会が老人クラブとして活動していて、詩吟、手芸、書道、民謡、社交ダンス、輪投げ、民舞、いきいき体操、茶道、絵手紙、華道、カラオケといったものがある。これに入会するのは年会費1500円が必要だが、ヨーガ、水彩画、カラオケの目黒区講習会を受講するだけであれば、無料の登録だけでよい。
老人憩いの家とは、1965年に厚生省社会局長が都道府県知事に通知した「老人憩の家設置運営要綱」に沿って、市町村が設置する高齢者福祉の施設であるが、老人福祉法で規定する老人福祉施設には該当しないのだそうだ。全国に約3900ヶ所あるようだが、渋谷区や世田谷区には該当する施設が見当たらない。渋谷区の地域交流センター大向では、60歳以上の区民は登録することで、浴室とその入り口にあるスペースの利用ができる。しかし、シニアクラブは優先権があるものの、一般の施設利用団体の一つとの位置づけだ。
いずれにしても、60歳以上を老人として、その専用福祉施設を持つことについては意見のあることだろう。大橋老人いこいの家は大橋図書館がクロスエアタワーに移動する2013年のはじめには、駒場老人いこいの家に統合されるらしい。介護保険の対象となるデイサービス利用とからめ、今後は単独で設置されている施設の維持費についての議論はありそうだ。
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