落書き消しで善行賞(11-11-17)
駒場で8年前から落書き消しをやってこられた大内喜三郎さんは、今年の10月24日、東宮御所に招かれて皇太子殿下の御接見を受けられた。2年前に日本善行会から表彰があったためだ。
大内さんの駒場町内からその周辺に及ぶ単独での落書き消し活動は、その後、目黒一中の総合学習となって、先生と一緒に生徒を指導するようにもなっている。目黒区や目黒警察署からもその活動が評価されていった。中学生の指導の際に、指揮をとるため大声を出せるようになった裏話として、ポンプ操法大会に指揮者として出場のため練習中、声が小さいと言われていたのを、ご近所の狂言師の方に声の出し方の指導を受けて声がでるようになったと。それが生徒の指導にも役立ったとすれば、地域社会での協力の賜物ともいえるだろう。
大内さんの落書き消し技術は独自のもので、塗料も個人負担するという純粋のボランティア。
8年前に駒場であった講演会でのお話は今でも生きている。無益なことは必ずしも無意味ではない、と。
| 固定リンク
「地域社会」カテゴリの記事
- 駒場風土記 (19-3-12)(2019.03.12)
- 人生100年時代のまちづくり (19-3-3)(2019.03.03)
- まちの人口構成 (19-2-19)(2019.02.19)
- 町会と回覧板 (19-2-17)(2019.02.17)
- 目黒区高齢者運動会 (18-10-17)(2018.10.18)
コメント