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1969年という時代(11-11-13)

「1969」という今年の10月に発売された、由紀さおりと米国のジャズオーケストラグループ、ピンク・マルティーニのCDアルバムが世界のヒットチャートで上位に入ったことが話題になっている。
「1969」というのは由紀さおりがデビューした1969年のことで、アルバムは当時の日本でよく流れていた曲で構成している。1.ブルー・ライト・ヨコハマ(いしだあゆみ)2.真夜中のボサ・ノバ(ヒデとロザンナ)3.さらば夏の日 [Du soleil plein les yeux](フランシス・レイ)4.パフ [Puff, The Magin Dragon](ピーター・ポール&マリー)5.いいじゃないの幸せならば(佐良直美)6.夕月(黛ジュン)7.夜明けのスキャット(由紀さおり)8.マシュケナダ [Mas Que Nada](日本語版:アストラッド・ジルベルト)9.イズ・ザット・オール・ゼア・イズ? [Is That All There Is?](ペギー・リー)10.私もあなたと泣いていい? (兼田みえ子)11.わすれたいのに / 原曲[I Love How You Love Me](モコ・ビーバー・オリーブ)12.季節の足音 [bonus track]、という内容だ。

この1969年にはどんなことがあったのか、どんな時代だったのかを調べて見ると、いろいろと考えさせるものがある。
この年、政府が1968年の日本のGNPは西側諸国で第2位と発表し、世界では人類初の月面着陸ということに沸いていた。一方で全米ではベトナム反戦デモがあり、日本海に近い中ソ国境で武力衝突という事件もあった。国内では、東大安田講堂占拠の学生排除や新宿西口フォークゲリラの活動と排除など、学生紛争で荒れていたこともある。
玉電の廃止と東名高速の全線開通があったのも1969年。ミニスカートの流行からパンティストッキングの発売もあった。ミュージカル「ヘアー」が東急東横店にあった東横劇場で初演されたという記録もあり、テレビ番組は「8時だヨ!全員集合」が始まり、来月で42年の旅を終えて最終回を迎える「水戸黄門」がスタートしたのもこの年だ。映画では「男はつらいよ」で寅さんの旅が始まった。

海外の音楽シーンでは、ジョンとヨーコが結婚し、ビートルズ最後のレコーディング・セッションが行われ、ビートルズの音楽が完成した年でもある。

渋谷には天井棧敷館及び地下小劇場が落成。天井桟敷とは寺山修司が横尾忠則らと共に立ち上げた当時アングラ(アンダーグラウンド)と呼ばれた劇団で、そのメンバーであったカルメン・マキの「時には母のない子のように」が大ヒットしている。
1969年という時代を蘇らせる、寺山修司の遺した唯一の長編小説「あゝ、荒野」(1966)と、森山大道の時代を鋭く記憶した写真とのコラボレーションによる写真展が、渋谷の裏町にあるポスターハリスギャラリーで開催される。11月17日(木)~11月30日(水)13時~19時、月曜は休で入場料は300円。

1969年という年の記憶がある人はもちろん、そうでない人たちにも、世界的に歴史上の重要な年として、1969年を振り返ることに大きな意義があるのではなかろうか。

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