渋谷の商店街(11-9-25)
今、必要なもの、欲しいものはインターネットで買うのが一番確実。あるいは、必要な物を売っている大きな店に出かければよい。
それでもたまたま目に付いたものが欲しくなる、そんなものがあるのが商店街の魅力だろう。アメヨコ、築地場外市場、神保町などは、今でもそのような需要に支えられているといえそうだが、もともと商店街はそういう場所だったのではないか。渋谷も道玄坂に露天の店が出ていた頃はそんな街だったはず。
そう考えると、現在の渋谷は若い女性のファッション関係の商品を探す街としてでなければ、商店街としての魅力はどれほどなのか。神泉の住民が下北沢や吉祥寺に買い物に行くと聞いたことを思い出す。
地方都市では駅前商店街がさびれ、郊外の大型ショッピングセンターに車で行く客が多くなっている。渋谷も新宿も、格が違うといわれそうな銀座にしても、駅前商店街とは違うとしても、少なくともかつてのような、何でもあるような商店街ではないようだ。
ところが吉祥寺は路面店の商店街と駅ビル、更にはアーケード商店街の外側に多くの買い物客が集まり、その賑わいに大きな活気を感じることができる。駅のすぐ前にある60年前の市場そのままのハーモニカ横丁も独特の雰囲気を演じている。かつての駅前商店街の活気をそのまま現代に活かしているといえるのだろう。
地価を考えると渋谷が吉祥寺のようになることは難しいのかも知れないが、目指すべきはより国際的な吉祥寺なのではないだろうか。
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