市場大介個展「DNAショッピング」 (11-7-11)
文化村通りのドンキホーテ裏にあるポスターハリスギャラリーで市場大介個展を開催している。今や誰にも親しまれている水木しげるの作品に、1960年代に初めて接したような感想をもった。妖怪ではない若い女性を描いたものではあるが、怪奇な絵という表現にならざるを得ない。しかしそこに日本的な妖しさがあり、それ故か外国人に人気があるようだ。市場大介氏のフェイスブックの友達には外国人の名前がならぶ。
そんな個展の会場にはやはり妖しい場所がふさわしい。そうしてみると、ポスターハリスギャラリーに勝る会場はなかなか考えにくい。東急本店の高級ブランドショップに背を向けてラブホテル街への坂道を登り、そこから袋小路に入る。何の飾り気もないただの裏道のつきあたりにあるアパートの1室がその場所なのだ。
そんな会場だから、ひやかしで覗くような来場者はいない。事前の情報をキャッチして関心をもって来る人に限られよう。当然来場者は少ないのだが、それだけに作品に関心のある人には静かに見ることができてありがたいことだろう。
すぐ側にある東急本店8階の美術画廊と比較すると作品の性格も対照的。絵画の作風も発表方法もいろいろあるわけだ。渋谷にはそんな場所が無数にある。
作品はこのように展示されている
東急本店を背にします
ここを左に入ります
この路地を進みます
行き止まりの階段の上に
入り口が見えました
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