円山町の日本料理の店(11-7-26)
日本料理店の分類は、会席料理、寿司、鰻、天ぷら、ソバなのだろう。おでんや焼鳥は居酒屋と同様、食事というよりお酒を飲みに行くところ。会席料理の他は、寿司や天ぷらなども、もともと屋台で食べるものだったようだが、最近は高級店のイメージが強くなっている。東急本店8階のレストランフロアには「なだ万茶寮」「すし屋の磯勢」「日本橋伊勢定」「銀座天一」「永坂更科」と一流店が並び、代表的な日本料理が食べられる。渋谷の中でも大人の行く場所なのである。
日本料理の店はもともと花街に生まれたもの。だから渋谷だと円山町ということになる。新橋、赤坂、神楽坂といった日本料理店が多いとされるところには、花街のなごりはほとんどないのに、円山町はラブホテル街という形でちょっと他とは違う街という印象を与えている。近づきにくい街といわれて否定はできない。
そんな円山町に日本料理の店が今月新たにオープンした。「きざはしのえにし」という店で、神泉仲通と栄通りを結ぶ崖の上の通りに以前あったイタリア料理だったかフランス料理だったかの店を改装し、すっかり日本調に変身していた。円山町には伝統ある日本料理店が何軒もあるものの、場所のイメージが良くないらしい。隠れ家というのが売り物になってよいものか。
円山町には大きなビルがないだけに、これからこじんまりした魅力的な店が出きるのではないだろうか。街のイメージづくりが何よりも大事なのだろう。
きざはしのえにし
おでん割烹ひで
寿司屋の秋月
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