新宿駅南口の整備(11-7-24)
新宿駅新南口の工事が行われている。平成28年3月までの工期だから、これから5年近くかかるわけだ。線路のをまたぐスペースが、駅施設に加え高速路線バスの関連施設とタクシー乗降場などになり、その横に地上33階地下2階の駅ビルができるという構成だ。1万8千7百平米という全体の敷地面積が表示されている。甲州街道に面し、道路交通の便もよいことから、新宿駅の正面口になることだろう。完成すれば次は50年たった東口駅ビルの建替工事となるのか。
東京駅が鉄道の玄関とすれば、新宿駅は高速バスの東京の玄関となるのだろう。そして、JRと井の頭線が3系統の地下鉄路線と立体的に交差する未来の渋谷駅は、東京駅や新宿駅以上の規模の都内バスターミナルと共に、遊びに来る駅として機能することを目指すはず。他方で、北の玄関といわれた上野駅や、三大ターミナルといわれた池袋駅、そして新幹線の駅ができてホーム数の多い品川駅も、現状から大きな変化はなさそうだ。
日本経済の相対的地位が低下しているとはいえ、東京の繁華街としての都市機能は、鉄道網の充実もあって世界のトップであり続けるのではないか。ロンドン、パリ、ニューヨークの歴史ある街並みでも、計画的に作られた、シンガポール、ドバイ、上海の都市機能でもない、無秩序に形成された街並みの上に、最新の建築技術で部分的な秩序を形成するのが東京の魅力だともいえる。
渋谷駅の再開発事業は新宿駅南口の整備が完成する頃にはどのような工事現場になっているのか。完成には15年以上の歳月を要する。人口の高齢化が進み財政的に苦しい中、東北の復興や放射能と電力の問題という想定外の難問を抱え、都市環境だけが良くなることはあるのか、との懸念があるにしても、都市環境が日本の競争力ということになる可能性に期待しよう。
高島屋の隣に高層ビルが建つ

工事が中断している駅舎部分

解体中の新南口跡が33階建てのビルになる

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