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新しい公共施設 (11-7-10)

武蔵境駅前に武蔵野市の生涯学習施設である「武蔵野プレイス」が7月9日にオープンした。武蔵野市にはJR中央線の吉祥寺駅、三鷹駅、武蔵境駅があり、それぞれ、武蔵野市だけでなく、三鷹市、西東京市から人が集まる。吉祥寺は東京で最も人気のある街として知られる。三鷹駅は駅の南側が概ね三鷹市で、北側がこれも概ね武蔵野市ということになっていて、両方の市役所の入り口ともなる両市の中心駅。それに対して武蔵境駅は南口に巨大なイトーヨーカ堂の店舗がある他は北口の武蔵野スイングホールのあるスイングビルが目立つ程度であった。

そんな武蔵境の南口駅前に、平成11年の都市計画決定から、平成17年に基本設計と、長期にわたる工事期間を経て生涯学習施設の完成を迎えたのである。その間に中央線の高架化と駅舎新設の大工事があり、現在も駅舎の工事が最終的な仕上げの段階に入っている。そんなことで、特に駅の南口の雰囲気はすっかり変わり、「武蔵野プレイス」がそんな環境の中で誕生した。

建物は地上4階地下3階で、延床面積は約9800平米。1階はカフェ、ギャラリー、新聞・雑誌の閲覧スペースなど。2階は生活に関連した図書を集めた「テーマライブラリー」と「こどもライブラリー」などがある。3階が学習スペースの「スタディコーナー」と5つの会議室などとなり、4階は個人の書斎として使える有料の「ワーキングデスク」と2室に分割できる最大200人収容の会議室。そして地下1階が「メインライブラリー」で、地下2階の「ティーンズスタディオ」は青少年活動支援スペースということで、サウンドスタジオやティーンズ向けのライブラリーがある。

最近できた近隣の公共施設としては、3倍近くの延床面積に劇場やプラネタリウムを設置した「文化総合センター大和田」があるが、狭いスペースをやりくりして工夫していると感じさせるのが「武蔵野プレイス」といえよう。雑誌の種類が豊富で閲覧がしやすいのも特徴か。

2013年初頭には大橋ジャンクション横に完成予定のクロスエアータワーの9階に大橋図書館が開館する計画になっているが、当初の計画では2フロアーに区民施設を置くものだったと記憶する。北部地区サービス事務所と包括支援センターも図書館と同じフロアーだと、現在の大橋図書館を廃止してそこにある老人クラブと会議室を入れるとかなり窮屈になる。クロスエアータワーは10階から42階までが居住フロアーで、2階がスーパー、6階が居住者用共用スペースとなっているが、3~5階、7~8階の利用は貸事務所等で未定なのか。財政に余裕がれば区民施設ということもあるが、屋上公園やふれあい広場が既に決まっている中、区民施設のあり方についてもニーズがどれだけ共有されているのか。

自治体の財政難はこうした施設を持つことを難しくする。そうであっても「武蔵野プレイス」が各地のこれからの公共施設を検討する上での重要な参考事例であることは間違いないだろう。

4階が隠れている外観
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カフェの横に雑誌棚
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雑誌と新聞のあるスペース
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