渋谷区議会定例会を傍聴して(11-6-7)
昨日今日と2日連続、渋谷区議会の各会派代表質問と区長答弁を3人づつ、計6人議員の質疑応答を傍聴した。治田区議(民主党)、佐藤区議(自民党)、苫区議(共産党)、薬丸区議(無所属クラブ)、須田区議(みんなの党)、堀切区議(純粋無所属の会)といった方々のもの。
質疑項目は事前に公開されている。
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/gikai/02katsudo_2_situmon2.html
総じて行政サービスを強化してほしいという区民からの要請を反映しているようである。区民が自主的にするから権限を委譲してほしいといったものは、放射能が怖いから給食や飲料をもたせたい、といったこと位で、サービスの強化、帰宅難民へのサービスなど税金投入を必要とするものばかり。要員数を含む人件費の削減と矛盾するものが多い。都の財源でやるべきこと、国の財源でやるべきことの区別をきちっとすべきだろうし、議員も区民の声をそのまま吸い上げているだけだと見識が問われる。そうした区議に対する人事評価は区の職員はしているのだろうが、住民側からはどうなのだろう。
住民はわがままなものであり、そのわがままを指摘することも議会の大事な仕事だ。それを受けて住民に説明することも議員の役割だろう。区が行う意見交換会への出席が少ないから、町会への住民の加入が少ないから、区でなんとかしてくれという声もあるらしい。何事も行政の権威と公務員の労力、そして税金を投入しないとできないことなのか。心理的に行政への依存度が高いのが日本人の特徴のなのか。
区議会議員は議会での発言についてマスコミで批判されることはまずない。議場で野次られるか委員会の議論の中でのことだろう。しかしこれからはソーシャルメディアで評価の対象となってくるはず。区議会を知らずに国会を論じることは、マスメディアのビジネスモデルに取り込まれているにすぎないと思うのは間違いか。
議会のインターネット中継はWEBカメラさえあればできるようになった。コストはかからないし傍聴席も満席であれば、もはや待ったなしだろう。
高齢化社会になると高齢者の社会での活動の場が課題となっている。町会を含め、自主的に行政機能を肩代わりできる仕組みづくりをしないと、税収増は期待できないから財政はもたない。
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