4千坪のカフェ(11-5-5)
旧山手通りのカフェミケランジェロの向い側、去年の夏にひまわりガーデンをやっていた場所にTSUTAYAの到達点としている施設の工事が進んでいる。今年の夏に完成するというもので、その内容についてはPDFファイルをダウンロードして閲覧することができる。「代官山オトナTSUTAYA計画」という書籍が、5月23日まで無料で公開されている。
http://www.ccc.co.jp/daikanyama/about/books_otona.html
具体的なことは明らかではないものの、森の中の図書館とか、4千坪のカフェとか、100台の車が駐車できるとか、断片的なことはわかる。いわゆる団塊の世代をプレミアムエイジとして、世代を超えて波及する場としている。「”真のIT時代”に必要とされるリアル店舗とは? 代官山プロジェクトは、その問に対する私の回答だ」(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社CEO増田宗昭氏)というものでもある。
東京は1960年代までは銀座で、70年代新宿、80年代に渋谷・青山となって、これからは軽井沢と代官山だというのがTSUTAYAの創業者である増田宗昭さんのイメージ。若者相手では商売にならないということが背景にあり、時間的に余裕の出てきた60代が楽しめる場ということのようだ。だからといって昭和回顧型のものでないことは明らか。特に女性が魅力を感じるような雰囲気になるのだろう。
4千坪のカフェといい、森の中の図書館といい、この場所にこんなものを、という大胆な構想ではあるが、旧朝倉家住宅、ヒルサイドテラス、西郷山公園をめぐる、代官山駅から神泉駅への散歩コースの中核にも位置づけられる。周辺への波及効果も大きいはずで、それを狙った建物もできている。
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