東大駒場リサーチキャンパス公開(11-5-13)
6月3日(金)、4日(土)に東大駒場Ⅱキャンパスで例年のキャンパス公開が行われる。生産技術研究所と先端科学技術研究センターの研究室が公開されると共に、2日間にわたりさまざまな講演が行われる。11月に駒場Ⅰキャンパスで行われる駒場祭は、1・2年の学生の企画によるお祭りで、講演会も専門的なものはないのだが、これに対して駒場Ⅱキャンパス(リサーチキャンパス)の一般公開は研究室の発表となる。だから最先端の研究内容であり、しかも幅広い分野に及ぶので、科学技術の最新動向を見る上でも便利だといってよい。
数多い講演会からいくつかのものを拾うと、その多様さがわかる。
「日本のものづくり -世界のトップを走り続けるために-」「中東政治大変動のリスクとチャンス」「生研からの提言:東日本大震災からの復興と将来の巨大地震災害の軽減に向けて」「あなたの耳は大丈夫?-グラハム・ベルの電話器から最新の補聴器まで」といったものがあり、特にユニークなのはリビングライブラリー。
障害のある人やセクシャルマイノリティなど、誤解や偏見を受けやすい人たちが「生きている本」となり、30分ほどの対話の機会が与えられる。他の講演や展示とは性格が違うが、これを目的に来場する価値もある。
駒場町会の掲示板には案内のポスターが貼ってあるが、隣接する渋谷区や世田谷区はどうなのだろう。いずれにしても、来場者のほとんどは近所の住民ということではないはずだ。
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