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山菜と蜂蜜(11-5-12)

昨日の夕方4時ごろ、パブリック松涛でコーヒーを飲んでいたら、店に山形から山菜を持参して客が来るとの電話が入った。着くのは夜の9時ごろということだったので、それに合わせて再訪することにした。

開店一周年を迎えるパブリック松涛は喫茶店なのだが、この一年で営業時間が午後3時からになり、開店当初にあったメニューの多くが消えた。カウンター席から見えるメニューのボードにあるのは「ひとつの理想と7席のカウンターテーブル 楽しい会話にメニューがないように」という手書きの文字。村上春樹のファンというこの店の臨時スタッフであるシェフ・カズキのサインが添えてある。メニューがないことの言い訳とも読める。

変化の激しい店なので、パブリック松涛で検索して出てくる「食べログ」や「ぐるなび」のクチコミ情報だと誤解を与えかねない。最新情報は店の公式ブログを見るしかない。午後3時に開く喫茶店。メニューは200円のエスプレッソと400円のコーヒー。それにカフェラテ、スムージーというのが定番。それ以外の喫茶店メニューがあるものと期待していくと裏切られてしまうだろう。特に夜はどんなことになっているのかわからないのだが、夜遅くコーヒー一杯だけ飲んで帰りたい、ということであれば大丈夫。食事をするのであれば、周辺にいい店がたくさんある、というのがオーナーの言い分だ。

そして、渋谷の店でもなかなか食べることのできない山菜料理を食べようと夜の9時半ごろ出かけたところ店は満席。何しろ着席できるのは14人というスペースなのだ。予約席だったのか、カウンター席が一席あったのでそこに落ち着きワインを頼んで山菜の天ぷらを待った。ところが天ぷら料理に必要な材料がないことがわかり、オヒタシにということになった。ちょうど宮崎産の特別の卵を持ってこられた常連さんがあり、その方の席はなかったが、最高級の卵によるプレーンオムレツを、その日に採ったコシアブラのオヒタシで囲むという特製の一皿が出されたのである。その味がどれほどすばらしかったかはいうまでもない。一期一会。奇跡的な食材の出会いによる再現不能な味だったのかも知れない。

山形県からコシアブラを持参いただいた方は最高級の蜂蜜の製造元。生産量が少ないので門外不出だったアカシアの蜂蜜を、昨年からこの店と某高級レストランのみで味わえるようにしたのだ。透明度が抜群で、味見をしてみたところ、蜂蜜特有の重さがないというのが素人なりの感想である。山菜や蜂蜜に限らず、産地から直送されることにより、可能性が広がる。夕方には群馬県の牧場主も来ていた。マスの流通ルートに乗りにくいイイモノがある店。そんなパブリック松涛は、2年目からは会員と紹介客だけの店になってしまいそうな気配でもある。

メニューの代わりに
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特製蜂蜜のキャンペーンガールに任命されたチサトさんが蜂蜜と共に
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本業は山林業で新たな事業展開を考えるチャー君と呼ばれる社長
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コメント

昨日はお世話になりました。
手島さんらしい素敵なブログで感激です。
またお会いできる日を楽しみにしています。

投稿: chisato | 2011年5月12日 (木) 15時16分

コメントありがとうございます。
2日目とは思えない落ち着きぶりがすごいですね。
パブリック松涛では学校以上に勉強ができるでしょう。

投稿: 管理人 | 2011年5月12日 (木) 19時14分

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