« 白鷺のくる池(11-4-5) | トップページ | 目黒川がにぎわう日々(11-4-7) »

平和な駒場キャンパス(11-4-6)

「生活が第一」が大学生にも浸透したのか、キャンパスでおなじみの立て看板から政治色が消えている。東日本大震災による被害や福島原発の事故の深刻さとは無縁の、楽しさ一杯の学園生活を謳歌するためのサークル勧誘が埋め尽くす。1970年代には内ゲバにより、駒場キャンパス内で何人もの死傷者を出した記録を見ると、政治色のないことは平和で結構ということになるのかもしれない。

それほど観察してきたわけではないのだが、それでも2~3年前までは、内容はともかく、政治色のあるタテカンがいくつかは残っていたと記憶する。原子力発電所についてのものもあった。そうしたものが消え、楽しいサークル活動への勧誘が4月8日から始まる授業に出席する新入生を迎えるわけだ。

授業がはじまって教授陣がどのようなメッセージを発するのかも興味深い。東京電力の監査役には前東大総長と同名の名があり、原子力委員会の会長も東大名誉教授。いずれにしても監査役は取締役の業務内容を監視するわけで、今回の事故への対応についてその監査報告は注目されよう。

4月12日(火)には入学式があるが、当初予定されていた日本武道館での式典が電力需給の問題から取りやめとなり、本郷キャンパス内小柴ホールで開催されることになった。入学生は代表のみなので、一般の学生には式典はないに等しい。ただその模様がインターネットライブで中継されるので、関係者同様に誰もが入学式に臨むことができる。
この日本の一大危機にあって、日本の将来を担う若者に発する東大総長の言葉には総理大臣以上の重さがあり、歴史に残るものとなるにちがいない。

110406_1


110406_2


110406_3


|
|

« 白鷺のくる池(11-4-5) | トップページ | 目黒川がにぎわう日々(11-4-7) »

駒場キャンパス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 白鷺のくる池(11-4-5) | トップページ | 目黒川がにぎわう日々(11-4-7) »