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3・11で変わること(11-4-21)

3月11日の地震・津波・原発事故でこれからどうなるのか。津波被災地や原発事故で避難所生活を強いられている人々のことや、放射性物質による食品への懸念が関心事となってはいるようだが、一方でこれからの変化を読みとる必要も出てきている。

まず顕著なのは街が暗くなったこと。夜はもちろん、昼間でも駅やビル内が暗くなっている。大型ビジョンが復活し、夜のネオンがにぎやかに街を彩ることもないだろう。渋谷に初めて来た人は、3.11以前のことを想像することもできないということになる。1年後に完成が予定されている渋谷ヒカリエもビル内の照明デザイン変更を迫られよう。

次に、外国人観光客がほとんどいなくなるということ。少なくとも福島原発が冷温停止するという6ヶ月から9ヶ月後までは、現在の状況が続くと考えるべきだろう。これをあてにしていたビジネスは苦しい。そんな中で、外国人による公演も多いBunkamuraでは、改修工事のため7月4日から12月22日まで全館休館となる。震災の影響で一部の公演中止が出ている状態だから、絶妙のタイミングといえないこともない。改修工事も低消費電力を考慮することになるだろう。
電車の社内広告が減っている。テレビや新聞も広告収入の落ち込みは続くと見る。その影響は多方面に及ぶ。

反面、津波被害の復興や原発安全対策に関わるビジネスは好調となろう。義援金や住民への補償金が貯金に回ることはない。必要な物資は国内消費の形になる。鉄やコンクリート、塩ビなどの素材や土木機械の需要が増えそうだが、ファッションや音楽といった渋谷の文化的な地場産業とは無縁である。「コンクリートから人へ」の政権になったものの、「まずはコンクリートから」の「災後」を迎えたのである。
とはいえ、それは被災地のことであり、それ以外の地域では、物資を被災地へ、ということで何事も自粛しながら耐乏生活を覚悟することになるのだろうか。

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