« 学生とデモ(11-4-10) | トップページ | 駒場キャンパス完全ガイド(11-4-12) »

駒場の郷土史(11-4-11)

郷土史とか地方史というものがある。対象が限られるからその地方の人でないと関心をもちにくいが、研究している人は多く、文献も多彩である。ところが駒場の郷土史というのが見当たらない。駒場といえば駒場農学校の敷地であったところが全体の面積の3分の2以上を占めていたわけだから、その敷地を中心とした郷土史というのがあってもよい。
そこで、そんなに立派な郷土史ではないのだが、駒場キャンパスを中心にガイドブックを作ってみた。電子書籍として発売する。駒場キャンパスとは駒場農学校の敷地とするので、駒場公園や駒場野公園も含む。駒場から駒場キャンパスを除くと、もう歴史もガイドも意味をなさないことになることが分かる。駒場とは目黒区駒場ではなくて、東京大学駒場キャンパスであることに気づくのである。

あるところに文学者や芸術家が住んでいたとすると、その作品とその土地が関連づけられることが多い。しかし、駒場キャンパスの研究成果がこの土地に結び付けられることはない。そもそも駒場キャンパスで何が研究されているのか、その全体について関心のある人はまずいないだろう。総合文化研究科、数理科学研究科、生産技術研究所、先端科学研究センターといった看板の中に何があるのか、そのホームページを見れば多少は分かるようにはなっている。しかし、それぞれの研究分野の研究者は、その分野について世界の大学でどんな研究をしているかについての関心はあっても、駒場キャンパスの中でどんな研究がされているか、それほど関心がなくともおかしくはない。

駒場キャンパスでの研究内容をわかりやすく紹介することができれば素晴らしいことではあるのかもしれない。駒場での研究成果でノーベル賞を取ることになれば騒ぐことはあるのだろうが、そうでもないと無関心というのは残念なことでもある。

それはともかく、駒場農学校の成立に遡って、この地域の歴史と現状についてまとめたものを明日には発表できるようにしている。電子書籍は購入がやや面倒なのだが、そんなものがあることを記憶にとめていただけるとありがたい。

|
|

« 学生とデモ(11-4-10) | トップページ | 駒場キャンパス完全ガイド(11-4-12) »

駒場キャンパス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 学生とデモ(11-4-10) | トップページ | 駒場キャンパス完全ガイド(11-4-12) »