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大災害と情報共有(11-3-16)

史上最大の大災害に見舞われている。そのような中で、インターネットにより知ることのできる情報の量が、既存メディアだけによるものと比較して圧倒的に多くなっていることには注目すべきだろう。
ツイッターにはさまざまな情報源が紹介され、海外の論評などもリアルタイムで知ることができる。そうした情報源の中にあった、事故発生時に福島第1原発内にいた東電社員からの発信は、MIXIを利用していないと閲覧できないものではあるが、事故現場で奮闘する社員の姿が目に浮かぶようでもある。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1690319956&owner_id=24641205&org_id=1689991019
東京ディズニーランドのある浦安市も被災地で、浦安市がツイッターで情報発信をしている。今日のツイートにはこんなものもあった。
「浦安市では、上下水道に大きなダメージを受けたところがあり、トイレの問題が深刻になっています。便袋が必要です。全国の皆さんのご支援をお願いします。」
浦安市はかねてから心配されていた液状化現象が起こり、市内は水不足で自衛隊の船による給水も行なわれたのだ。

この災害は報道の対象となるべき被災地が多すぎ、リアルタイムでの情報はインターネットがいかんなく威力を発揮する。従来のメディアによる過去の情報は混乱するだけでもある。テレビ放送もNHKをはじめ、インターネットの動画サイトである、ニコニコ動画やUstreamで見ることができるようにもなっている。テレビ放送にコメントが流れるようになり、質問する記者の態度に対して怒りを共有するという場面もあるのだ。

茨城県も災害の深刻なことは、余り知られていないようでもあるが、インターネットでその様子が伝えられる。
http://ameblo.jp/ashitano-gakkou/entry-10829985456.html
ツイッターによる識者の解説や過去の議論、海外の論調などが次々に共有されていくと、従来のメディアの価値はソーシャル・メディアにアクセスできない人のためのようにも見えてくる。

こんな状態がいつまで続くかわからないが、日本社会が3月11日以前に戻ることは、たとえ残念ではあっても考えにくいだろう。

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