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渋谷の原点(10-12-7)

渋谷は江戸・東京の歴史とは無関係に突然出現した繁華街だ。1934年に東横百貨店が開店し、1938年に地下鉄が開通してからその存在が認められるようになったのだろう。それまでは、東京の中で関心をもたれたとすれば、花街の円山町と百軒店ではなかったろうか。1934年に忠犬ハチ公像が駅前にできたのも、今でいう町おこしにつながっていたのかもしれない。ハチ公は渋谷の全国的知名度向上に確実に貢献した。
渋谷が東京の繁華街の中で存在感が出てきたのは、戦後の闇市に続いて、1954年に東横西館が日本一の高層ビルとして完成し、1956年に東急文化会館ができてからのことだといってよい。東急文化会館のプラネタリウムと最新式の映画館が鉄道沿線の郊外から渋谷に人をひきつけた。1961年には当時圧倒的に人気のあったプロレスの殿堂、リキスポーツパレスが完成し、多くのプロレスファンを集めたということもある。
そして1973年にはNHK放送センターが完成し、渋谷パルコが出来てファッションの街のイメージが形成されていった。1970年に創刊された『an・an』と1971年創刊の『non・no』により渋谷が若い女性に魅力ある街になって40年後の現在に至っている。
そうしてみると、渋谷の原点ともいえるのは道路の上を走る地下鉄なのではないか。それ以前の渋谷駅周辺は、目黒駅や五反田駅の周辺と同等の、どこにでもあった駅前商店街にすぎなかったのである。

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渋谷駅周辺」カテゴリの記事

コメント

東急文化会館では?

投稿: | 2010年12月 8日 (水) 02時04分

ご指摘ありがとうございました。
早速修正しました。

投稿: 管理人 | 2010年12月 8日 (水) 08時24分

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