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松涛美術館は11月29日まで休館(10-10-29)

松涛美術館に来たのだけど休館だった、というお客さんがすぐそばの喫茶店「パブリック松涛」に来ていた。休館日というのではなく、展示の予定が入らない時期もあるということは余り知られていないのかもしれない。
松涛美術館は渋谷区の美術館で、入館料は300円。1日100人入っても3万円の収入だ。60歳以上は無料で、入館者の半分近くが60歳以上のようでもある。それだけの入館料が入る日が多いとは思えない。展示のあるときに何人のスタッフがいるのか分からないが、光熱費やポスターなどの印刷費を考えても、展示をしない方が渋谷区の負担が少なくてすむ。常設展示のない場所貸しギャラリーなので、無理して館を開ける必要はない。まあそんな風に管理する立場であれば考えそうだ。仮に渋谷区で事業仕分けをするとすると、廃止・売却という案もありうるのだろうが、近くの旧都知事公邸の例があるから現実的でもないかもしれない。それで規模の縮小と胸を張っていえるのかどうかはともかく、時期を待つという選択か。
そんな理由かどうかは知らないが、次の展示の11月30日から1月23日までの「大正イマジュリィの世界」まで休館なのだ。

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