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社宅の取り壊し(9月14日)

今月から11月にかけて、朝日マンションと日本工業大学付属中・高校の間にある東京電力の社宅3棟が取り壊される。ここで育った子どもたちには故郷だったかもしれない。
それほど広い敷地ではないが、それでも建て替えれば現在の12軒よりは多くの戸数が入居するようになるはずだ。ベランダを南向きにして何棟も並べるという集合住宅の典型的なパターンは消滅するのだろう。
南側には三井金属の社宅の跡地に平成9年にできた朝日マンションがある。淡島通りに面しているので10階建てだが、現在は絶対高度規制が17メートルになっているし、容積率もあるから、この跡地に建つのは5階より低い建物になるかもしれない。すぐ近くにも南向きに何棟も並ぶ政策投資銀行や公務員宿舎もあるのだが、それらもそう遠くない先に建て替えになっておかしくない。こまばエミナースの解体工事も進んでいる。いつのまにか街の様子は変わってゆき、1日たりとも同じ景色ということはない。地域の住民も同様に変化のあるところでの地域コミュニティはむずかしい。

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