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銀座から渋谷の時代へ(8月1日)

YouTubeの検索で「渋谷」と入れると歌では「渋谷で5時」が1曲だけ出てくる。そこで「銀座」と入れると「銀座の恋の物語」「銀座カンカン娘」の2曲が見つかる。「渋谷の5時」の発売は1996年。1962年発売の「銀座の恋の物語」と同様にデュエット曲である。「渋谷で5時」を歌う世代と「銀座の恋の物語」を聞きなれた世代では親子以上の差。二つの曲の一番の歌詞は以下のとおりで、時代のちがいは明白だ。ちなみに「銀座カンカン娘」は1949年の曲である。

【銀座の恋の物語】(作詩 大高ひさお)
♪♪心の底まで しびれるような
吐息が切ない ささやきだから
泪が思わず わいてきて
泣きたくなるのさ この俺も
東京で一つ 銀座で一つ
若い二人が 初めて逢った
真実の恋の物語り♪♪

【渋谷で5時】(作詞:朝水彼方)
♪♪ざわめく交差点の 風の中で
僕より先を急ぐ この想いが
10分前 ちらちら見てる腕時計さ
ときめきと云う 坂をのぼれば逢える
今日は 渋谷で5時 ふたりでサボタージュ
ちょうど 渋谷で5時 そう今から恋が始まる♪♪

いずれも若い男女の恋の物語だが、「銀座の恋の物語」を歌った世代には銀座がステータスであり、現在も多くのお金が落ちていることは間違いないとしても、「渋谷で5時」を歌った世代にとって銀座は大人の街として魅力があるのかどうか。さらに銀座が東京を代表する街であったことを歌い上げるものには1936年の「東京ラプソディー」があるのだが、その東京イメージは70年以上も昔のものとなる。
おなじみの歌詞は:
♪♪花咲き花散る宵も
銀座の柳の下で
待つは君ひとり 君ひとり
逢えば行く ティールーム
楽し都 恋の都
夢のパラダイスよ 花の東京♪♪ 
ちなみに、この曲の2番、3番、4番に出てくる地名には、神田、浅草、新宿がある。坂本冬美、氷川きよし、森昌子といった大物歌手がカバーしているのは、今なお人気のある曲だからだろうが、世代により受け止め方はさまざまだろう。

「銀座の恋の物語」の後、地名のYouTube検索で見つかるのは1965年の「赤坂の夜は更けて」から、1967年の「新宿そだち」、69年の「新宿の女」「池袋の夜」、そして84年「六本木心中」86年「六本木純情派」90年「六本木ララバイ」と六本木の名をつけた曲が3曲続く。

曲名に渋谷はつかないが♪♪別れた人に会った 別れた渋谷で会った♪♪でおなじみの「別れても好きな人」は1979年の作品で、六本木の3曲が続く5年前に発売されそれてからかなりの期間、カラオケのデュエット曲として「銀座の恋の物語」と並んで歌われてきた。その曲に出てくる地名は渋谷のほか、原宿、赤坂、高輪、乃木坂、一ツ木通り、であり、その界隈がカップルにとって魅力ある街とイメージされているようだ。

以上、東京の繁華街、銀座、赤坂、新宿、池袋、六本木、渋谷のそれぞれをYouTubeで検索して出てきた結果から発売順に並べて見たわけだが、銀座の時代から渋谷の時代へ、という大きな流れが見えてくると解釈するのは無理だろうか。



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