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ゲゲゲの出版社(8月6日)

NHKの朝の連続ドラマ『ゲゲゲの女房』は貸本漫画家としてデビューした水木しげるさんの家族の物語。視聴率が伸びて特に中高年に人気が出ているそうだ。これに水木しげるゆかりの調布市や境港市が便乗しているようでもある。それはそれで結構なことではあるが、この機会に、水木しげるの作品だけでなく、少なくともドラマに出てくるアシスタントのモデルとなった人たちの作品には関心がもたれてもよいのではないか。ドラマでの小峰はつげ義春、倉田は池上遼一がモデルと見られるらしい。
ひところよりは改善されたのかもしれないが、学校での漫画の評価は文学と較べると圧倒的に低く、サラリーマンが電車でコミック誌を読んでいることを恥とした風潮もあった。1997年から文化庁が「メディア芸術祭」という格調の高そうな名前のイベントを行い、文部科学大臣賞を漫画家に贈呈するようになっていることなど、『ゲゲゲの女房』からすると夢のようなことだろう。
そんな今でも、デビュー当時の水木しげるのような苦労をしている漫画家の数は多い。そうした漫画家に発表の機会を与えてきた小さな貸本漫画出版社の系統にあたる会社のひとつ、北冬書房が松見坂にある。『万力のある家』という看板を出しているところで、本の小売もしているが、外からはほとんど分からないし、この近辺に住んでいる人でもこの店に気が付いている人を知らない。漫画でも特定の作家のものを扱っていて普通の本屋とはいえないからだ。
『ゲゲゲの女房』を見て、若い漫画家を応援したい気持ちになったら、この店を訪ね多少値は張るが気に入った作品を買うことで、ドラマの世界に参加できるかもしれない。

http://a.sanpal.co.jp/hokutoh/publishing/

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