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過去の栄光から未来へ(7月26日)

ヨーロッパの魅力は過去の栄光にあるといわれる。100年も前の街の景観を守る努力がされ、店も過去の伝統を引き継ぐ。日本の場合、江戸が世界一の大都市で、水道など世界の先端をいくものもあったにもかかわらず、江戸の文化のほとんどが明治に入って否定された。それからは軍事優先の産業化で、文化的な栄光として何をあげればよいのか。京都の街並みはともかく、東京の過去とは何なのだろう。
とはいえ、それぞれの街にはそれぞれの過去がある。東大前商店街も40~50年前に栄光の時代があったらしい。それが、スーパーやコンビニの出現により、商店の数が3分の1になっているという話も聞く。
渋谷では百軒店商店街がそうした過去の栄光をもつ。1923年の関東大震災の後、百貨店のような街ということで百軒店が作られた。そして1970年頃までは渋谷を代表する歓楽街だったようだ。それから40年もたっている。今では道玄坂から入りにくい街となっているが、往時のままに営業している店もある。時間が止まっているかのように。
だから百軒店は渋谷で過去の栄光を背負っている街といえないだろうか。変わろうにも変われないのは現状では客足が期待できないから。現在でも十分に面白い街なのだが、それが伝わっていないところに問題があるのだろう。
渋谷WESTのサイトでそれを伝えることができるよう、店を一覧できるようにした。
http://www.shibuya-west.com/1_2_hyakkendana.html

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