区議会議員とツイッター(7月18日)
インターネットでの選挙運動を可能にする公職選挙法の改正は、前回の国会ではもちこされた。詳細は知らないが、インターネットに対する不信感が党派を超えてぬぐわれていないようだ。これまでの政治手法、選挙手法が変わることに対する不安感が強いともいえる。
既得権を守りたい、世の中を変えないで欲しいという意識は少なくない。組織票の基盤ともいえそうだ。だから、インターネットはそのオープンな情報配信の性格そのものが危険なものでしかないと見えるのかも知れない。そのためにか、渋谷区・目黒区の区議会議員によるインターネットの活用は、過去5年間を観て顕著な発展をしていない。ツイッターやUstreamの利用が技術的には進んでいても、そんな事実を知らないか、ごく一部の変わり者のやっていること、との見方が主流なのだろう。 しかし住民との交流を仕事とする議員という立場は、オープンな交流を可能とするインターネットを敬遠することでよいものだろうか。
ブログで情報発信をしている議員は一般選挙民に向かって発言していることになる。ツイッターだと常時対話しているともいえる。公開で中傷されることを警戒する人もいるだろう。しかしそれに対抗できない人が議員としての資格があるとは思えない。
ツイッター議員が誕生してからわずか1年。それから少しずつ増えているものの、その比率としては10%にも満たないようだ。選挙民との交流の場としてツイッターほど便利なものはないはず。当面は票にならないかもしれないが、近いうちにツイッターのネットワークが選挙の決め手になるだろう。
渋谷WESTでは地域の議員の方々のブログやツイッターが分かるようにしている。
http://www.shibuya-west.com/2_giin.html
ちなみに、ツイッターを知るにはこの本を読むとよい。
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コメント
ustなどは勉強会では使っていますが、あまり動画は好きではないので使わないつもりです…
投稿: 渋谷区議会議員 鈴木建邦 | 2010年7月19日 (月) 14時57分
渋谷区議会はツイッター議員比率が高いですね。いつも楽しく読ませていただいてます。
投稿: 管理人 | 2010年7月19日 (月) 16時21分