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ピザの立ち食い(6月15日)

2人、3人ならいくらでも適当な店はあるけれど、一人となるとどこにいくか悩むこともあるだろう。カウンター席の居酒屋や寿司屋というのは昭和の時代のぜいたくなスタイルようで、最近なら、立ち食いそば、牛丼屋、ハンバーガーショップ、ラーメン屋がそうした需要に対応する。それではものたりないというニーズに応えるかのように、最近はちょっとしゃれた立ち飲みスタイルの店が出てきている。6月5日に神泉仲通りにオープンしたばかりのピッツェリア・メリ・プリンチペッサはピザの立ち食いができる店だ。注文を聞いてからピザの生地を伸ばし、目の前の薪を使った石窯で1枚ずつていねいに焼き上げる。その焼きたてを食べるわけだから、これ以上の贅沢はない。しかも量が多すぎるかも知れないと言ったら見事に調整をしてくれた。ピザというと底が固いというイメージがあったのだが、練りたての焼き立てだからなのか、イタリア産の粉のためなのか、窯の温度が適切だからか、ふんわりとした歯ざわりであった。宅配ピザではできないことではある。
地下はトラットリアでゆっくり食事ができるようにもなっているだけに、メニューにもイタリアンの個性ある前菜類が豊富だ。
日本経済の失われた20年を嘆く声は多いけれど、その間に食文化の多様性は確実に進んでいる。渋谷は音楽の街とか、若い女性の街といわれたりするが、食文化の街として新しいスタイルの店がしのぎを削る舞台のようでもある。

生地を用意して
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具を乗せて
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窯に入れて
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様子を見て
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