百軒店・シネマ・ウィーク(3月19日)
ランブリングストリートにあるシネマコンプレックスにある3館のうちの一つ、ユーロスペースで明日20日(土)から26日(金)まで、「百軒店・シネマ・ウィーク」と題するイベントが開催される。かつて映画街でもあった百軒店との連携により、ユーロスペースが桜丘から現在の地に移って5周年を迎えた今年、「古き良き面影を残しながらも新たな歩みをはじめた百軒店を、映画を通して、様々な面から再発見してください」という趣旨から実施することにしたという。
百軒店でのトーク・イベントがあるのは20日と21日。20日(土)は渋谷を舞台に若い写真家が少女の心の動きを捉えようとする映画『渋谷』上映の後、今月オープンしたばかりのCafe MELT を会場にして原作者で写真家の藤原新也さんのトーク。21日(日)は映画監督の柳町光男さんが日本映画史上の最高傑作という1954年の溝口健二監督作品の『近松物語』の上映の後、柳町監督によるトーク。こちらの会場は千代田稲荷神社の社務所となっている。百軒店にあった劇場・聚楽座でデビューの舞台に立ち、またこの街をこよなく愛した長谷川一夫の代表作という関係からだそうだ。いずれも映画の開始は12時だ。
続く22日(月・祝)は30年間ロックバンドを続けてきたムーンライダーズの音楽ドキュメンタリー映画『PASSION MANIACS マニアの受難』。このバンドも百軒店の店BYGで活動をした縁がある。
23日(火)と25日(水)は食べ物が食卓に並ぶまでの過程を追ったドイツ・オーストリアのドキュメンタリー映画『いのちの食べかた』。これは飲食の街百軒店ということで。
24日(水)と26日(木)は『HOME空から見た地球』というフランスのドキュメンタリー映画。「日々深刻な状況になる環境問題。大きな事はできないが、小さな事から始めよう。まずはホームグラウンド=百軒店から良い街作りを」との落ちとなる。
いずれの映画も12時からで料金は1000円だ。
http://www.eurospace.co.jp/100ken.html
映画『渋谷』の主人公の部屋としてロケに使われた場所(神山町)
Cafe MELT 入り口
ユーロスペースからの百軒店入り口
ユーロスペースのあるシネコン
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