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郷土の地図(2月26日)

大坂橋の横にある日本地図センターで「大山道周り鳥目地図」を見つけた。江戸時代後期の宮益坂から二子玉川までの矢倉沢往還(大山道)、現在の国道246号線周辺をカラーの絵地図にしたもの。明治時代や江戸時代の文献に基づいて作図したものだが、仮に江戸時代の古地図があったとしても、地図としてはそれに勝るものであることはいうまでもない。
この地図に描かれている地域は無論江戸と呼ばれるところではない。1365年ごろに世田谷城が吉良氏の居城として建造されたそうだが、大田道灌が江戸城を築城したのが1457年なので、その100年近くも前から世田谷に城があったことになる。当時は江戸に劣らない集落があったのだろうか。毎年12月と1月に開催されるボロ市はその名残のようだ。徳川幕府ができるまで、武蔵の国にはそうした城と集落がいくつもあった。
秀吉の小田原攻めにより、吉良氏滅亡となって世田谷城もなくなり、一方、徳川家康が江戸に入ってから江戸には諸国の大名屋敷があちこちにでき、世界一の大都市になっていった。
一方、大山道沿いの世田谷方面は、江戸後期になっても渋谷から多摩川の二子の渡しまで田園地帯で主要道の沿道で人々は生活していたようだ。現在も名を残す神社や寺院があり、それらの場所に人々が集まっていたのだろう。
世田谷区とか目黒区といった現在の行政区分にとらわれず、郷土史の研究が行なわれていることは素晴らしい。小中学生も郷土史に関心をもつように指導されてよいだろう。郷土に関心をもてば自然現象や生物にも関心が生まれ理科教育にもつながる。地域主権もあたらしい公共も郷土史がないとはじまらないのではないか。
「大山道周り鳥目地図」は日本地図センターで購入できる。価格は1200円。

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