郷土の歴史(2月17日)
郷土史という言葉がある。しかしその言葉が具体的に何を指すかは自明ではない。郷土といわれてもそれがどこなのか、明確に答えられる人は幸せなのかもしれない。
この駒場周辺の地域が郷土なのだろうな、という人はたくさん知っている。だからといってその人たちが共通の郷土意識をもっているとは思えない。郷土史がないからそんな意識はもてないだろう。歴史教育とは共通の郷土意識をもたせるものなのか、と素朴に考える。郷土とは無関係に世界で活躍する個人を理想とする時代が100年あまり続いたのかもしれない。
そんなつまらないことを書いているのは、駒場バラ園横の道のことから。その昔、馬車に乗った華族が駒場バラ園にバラの苗を買いにきたとか。井の頭線が開業したのは昭和8年(1933年)のこと。馬車道は栄通りで、井の頭線の線路ができてからも踏み切りで駒場バラ園前に通じていたようだ。その踏み切りがなくなったのがいつなのか、記憶のある人をしらないが、1960年代のようではある。
渋谷WESTというサイトがこうした郷土情報の集まる場になってほしいと願っている。
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