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ハチ公前スクランブル交差点(1月14日)

渋谷センター街では、文化遺産としての「ハチ公前スクランブル交差点」の維持を平成19年5月10日付けで「渋谷センター街から皆さんへ!」として訴え、そのホームページに掲載しているのを見つけた。ポイントを抜粋して引用する。

海外のメディアでも取り上げられるほどに、「ハチ公前スクランブル」は世界的に有名であり、文化的な意味が大きい。ロンドンが「車乗り入れ」を規制しているように、街にとって何が最も大切かを考えれば、渋谷文化の中心である「スクランブル交差点」のはずである。
人工デッキを敷設することで、活性化した都市は見られない。巨額な公共投資がかかる上に、デッキの下部分は放置自転車、ゴミ等の問題が必ず生じる。歩いて楽しい街づくりをデッキの上でつくっては、これまでの歩いて楽しい各商店街の取り組みをどのようにするのか。そして、それら各商店が作ってきた文化が、渋谷に人を引き寄せているはずである。
各国では公共交通中心の都市づくりが進んでいる。東京都心部の公共交通結節点としての特性を考えれば、交通を公共交通優先に考えるべきである。仮に、交通渋滞を問題視するのであれば、車の乗り入れ自体を検討することも併せて考えるべきである。そもそも一大商業地の名物通りの中心部を自動車優先の考え方にすること自体が、時代に逆行している。
http://center-gai.jp/fromcenter01.asp

その背景にあるのは渋谷駅の再開発で、こうした意見を取り入れてか、1年後の平成20年6月にはスクランブル交差点を残し、車の乗り入れ自体を検討した形での渋谷駅街区基盤整備方針が出された。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/topics/h20/topi020.pdf
計画が進めば、工事期間中に渋谷の魅力を維持することが必要になるが、全体が完成するのは20年後とも言われる。それまでは1年ごとに変わる街の景観ということになるのだろうか。
ハチ公前のスクランブル交差点はNHKテレビでも頻繁に使われる映像で、全国的に東京を代表するイメージとして知られる。その雑踏の印象はさまざまだろうが、案外好きだという人の方が少数なのかもしれない。さらに、東急東横店の開店と地下鉄の開通から80年近く親しまれてきた街の基本的な景観がなくなることをさびしく感じる人たちは、より少数なのかとの感慨もある。
このスクランブル交差点を渡る人たちが昨日どこにいて明日どこに行くのか、そんな想像をしながら眺めてみた。


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