道玄坂小路(1月20日)
道玄坂小路といってすぐにどこかと分かる人はそこで仕事をしている人に限られそう。道玄坂から文化村通りに出る長さ100メートルほどの道で、ヤマダ電機LABIの裏口にも面している。百軒店の崖下の路地でもあり、階段を上って百軒店向かう道もある。地理的には道玄坂商店会のエリアなのだろうが、商店街のホームページに掲載されている店の名前はない。
道玄坂小路で検索をすると、食べログなどで、壁の穴本店、とんかつ勝一、麗郷、福田屋といった店のあることが分かるが、それ以上の情報はない。それらの店で検索しても店としての公式ホームページは見当たらない。
ただ、壁の穴は、グループとしてのホームページがあり、全国的に展開する日本で最初のスパゲッティ専門店だということがわかる。店のある原宿、自由が丘、日比谷、芦屋といった土地と、渋谷本店のある道玄坂小路のイメージの差がおもしろい。
http://www.kabenoana.com/shop/index.html
壁の穴という名前はシェイクスピアの作品に由来するとか。ホームページにこう書かれている。
店名はシェイクスピアの有名な戯曲「真夏の夜の夢」に出てくる言葉 Hold in the Wall 。恋人同士が壁に開いた穴を通してささやきあうというシーンがありますが、原作では二人が結ばれるまでの障害を壁にたとえています。つまり、「壁の穴」は障害を乗り越えてこころを通じ合わせるために存在したのです。この話のように、お客様との交流を大切にしたい。そんな思いを込めて、「壁の穴」という名前をつけたのです。
知らなかった。道玄坂小路は独立した一つの世界として、多くの物語がありそうな気がする。
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