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高層ビルの行方(1月7日)

住友不動産青葉台タワーの高さは144.5m。計画当初は更に高く165mであった。この計画に対して、周辺住民の「青葉台・大橋 住みたい街をつくる会」が抗議活動を行い、それにより現在の高度に修正された。更に同会では、東京地裁に建築許可の取り消し処分を訴えると同時に、目黒区議会に対して「絶対高さ制限の早期施行に対する陳情」を行い、採択された。この結果、現在ではこの246沿道でも、50mの絶対高さ制限が建築の条件となっている。そのため、この規制以前に計画された大橋ジャンクション横にこれから建設される高層ビルと、渋谷区側で建設中の南平台計画を最後に、高層ビルがこの近辺で建設されることはなくなる。だから物件としては貴重だとの考え方もあり得るだろう。
http://www.geocities.jp/aobadai_3/aobadai-keika.html

東京都の猪瀬副知事が1985年から雑誌に連載を開始し、1986年に単行本として刊行された『ミカドの肖像』には高度成長真っ只中での高層ビル建築許可についてのやりとりが書かれている。その中で、田中一参議院議員(社会党)の質問書の一部が以下のように引用されている。
「合法的な手続きをふんだ建築確認が、国民の十分な納得を得る説明もなく長期にわたり留保され、その結果、建築主に建築企画の変更を余儀なくさせたことは許されるべきでなく、建築行政上大きな汚点を残したと云わざるを得ない。(略)建設大臣は何らの法的根拠もなく、丸の内地区における建築物の高さを百メートル以下に規制しようとしているのではないかと憶測される。それは事実であるか。また、百メートル以下に規制する根拠はなにか」と。これに対する佐藤首相の答弁書は「構造認定の申請があったので審査中のところ建築主から変更の申請があり、これについて検討した結果支障がないので認定したものである。従って、ご質問のような事実はなく、また、規制する法的根拠もない」
問題になった高さ99.7メートルの東京海上ビルが完成したのは1974年。『ミカドの肖像』は皇室のタブーに関わる論議ではある。しかし、それから35年の歳月が流れ、世論の流れも変わって、建物の高さ制限と良好な景観の形成がトレンドとなっているのだ。
高層建築はドバイのような平坦な土地に似合うのかも知れない。


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セルリアンタワーとの間を行き来する専用バス
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