渋谷で地域情報共有サービスの実験(12月1日)
東京急行電鉄、NEC、国立情報学研究所、東急エージェンシーが渋谷の地域情報共有サービス「pin@clip」の実証実験を12月1日から3月10日までの期間行い、モニターの2次募集を12月18日まで実施している。内容は渋谷駅周辺の地域情報をiPhoneで共有しようとするものだ。
http://pinaclip.jp/
これは、経済産業省「平成21年度 ITとサービスの融合による新市場創出促進事業(e空間実証事業)」の一環として採択された、東京急行電鉄の地域活性化事業「ぷらっとPlat」の一環として行われるもの。事業仕分けでさまざまな実証実験事業が俎上に上ったが、これは開発リスクを公的に負担する価値が認められた事業のはず。
iPhoneアプリを利用するものだから、iPhoneを使っての情報発信に限られるものの、実験結果をベースに次の実用レベルのステップを各事業者で考えることになるのだろう。
地域情報共有の仕組みは地域掲示板、地域SNSといった具合に取り組みが試みられてきたが、いずれも現時点での利用は限られている。地域情報の発信意欲がまだそれほど高まっていないのが現実のようだ。それでもこうした実証実験が行われることはそれだけの潜在ニーズがあることを裏付けている。実験の中から何かが生まれてくることを期待しよう。
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