大橋JCTほぼ完成(12月9日)
大橋JCTの本体工事がほぼ完了ということで、8日報道陣に公開された。東京新聞では今日の一面で紹介している。地元のこどもらが先月JCTの屋上に描いた「未来の夢」の絵の写真もある。屋上庭園の完成は2012年度となっていてそれまで屋上は非公開。子どもたちの絵もほとんど見られることなく屋上緑化の下に埋もれてしまうことになる。既に入居しているプリズムタワーの住民は早く屋上を使いたいはずだが、連絡橋はできていても屋上公園の工事が終わるまでお預けの状態が続く。一般用の入り口は2012年12月末に地上42階の高層ビル9階が完成するまで待たなくてはならない。巨大なドーム状の構造物の内部にできる多目的広場も使えるのは屋上公園と同じ時期になるとのこと。
この大橋JCTは、持ち主の首都高や工事を担当した企業の立場からすると、世界にその技術をPRし、あわよくば工事を受注するための展示スペースにしたいところだろう。一方、近隣住民の立場に立つ目黒区は、住宅地にふさわしいとは言いがたいものを公益のためにやむを得ず認めたという経緯から、近隣住民に還元しなければならないと主張するはず。近隣住民も、外から人が集まって金を落としてくれた方がよいと考える人と、ともかく静かな街であってほしいと願う人がいる。いずれにしても利害は対立する。
今、地域主権という言葉がよく使われる。これからの3年間でこの地域がどうする判断するか。鎮守である氷川神社の意向も尊重してほしいものだ。なにしろ大橋JCTの土地の神様なのだから。

目黒川から見たJCT
プリズムタワーとの連絡橋
目黒氷川神社
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