地域防災講演会(11月27日)
目黒区では9月26日から12月17日まで、10箇所の会場で地域防災講習会を開催している。内容は「地域で減災!自分ができること、地域が協力して取り組むこと」。地域のつながりで災害時の被害最小限度にするための意識を喚起するものだ。各回50人の定員となっていて、事前申し込みにより受講できる。全会場の可能参加者数の合計では500人となるが、防災部員や町会役員でない人たちの受講が期待されるとはいえ、どうしても地域社会で活動している人たちが主体になるのだろう。
地域がライフラインということは、都市化が進む以前はあたりまえのことだったし、現在も日本の国土の大半は地域における相互支援の体制が残っているはず。問題は首都圏でそのような地域社会の力が失われ、しかも首都直下地震が今後10年以内に30%の確率で、30年以内だと70%の確率で発生するとの予測がされているからだ。
確かに災害対策は重要だ。地域社会への参加意識が希薄なことを問題視する必要もある。一方でこれまでの経験から住民意識が変わる気配が見えてこない。町会などの役員がいくら嘆いても住民の意識が地域社会に向かないのは、都市の住民の大半がマスメディアの作る世界と職場社会に意識があるために、地域社会を見ようとしないからだろう。地域社会をわずらわしいものと考える偏見ないしは誤解もある。
いずれにしても地域社会が魅力あるように見せる工夫が必要になっているようだ。
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