旧山手通り(10月22日)
旧山手通りは渋目陸橋から神泉交差点を渡り、鎗ヶ崎交差点までの区間である。全体の距離が1.5キロと短いのは旧街道ではよくあること。旧山手通りも昔は山手通りの一部だったのだが、現在の山手通りが大坂橋の下をくぐるようになってから旧山手通りと呼ばれるようになった。大坂橋ができたのは1964年の東京オリンピック直前の時期なので、45年前から旧山手通りと呼ばれていたことになる。それまでは幹線道路だったとはいえ、バスも通らない静かな道だったようだ。
渋谷区では「旧山手通り地区地区計画」を5年前の平成16年8月に告示した。該当するのは神泉町交差点から鎗ヶ崎交差点までの間。それによると、地区計画の目標は「旧山手通りは、渋谷区都市計画マスタープラン(平成12年3月)において、渋谷区の中でも良好な景観をもつ道路の一つとして、今後とも現在の良好な沿道景観を維持していくことが掲げられている。このことから、旧山手通り沿道において、緑と街が調和し、さらに広い空が見える開放的で魅力的な街並み景観を形成するとともに、個性的で落ち着きのある市街地環境の維持、増進を図ることを目的とする」となっている。それにより、20メートルという高度規制の他に、緑化のルールを含めた細かな建築物等の規制が定められているため、沿道の建物は高さなどの面で特徴が見られる。同じ旧山手通りでも246を挟んで渋目陸橋・神泉町交差点間とは違う街並みとなっているのだ。一言でいえば観光の街とオフィス街というところか。
神泉町側
鉢山町側
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