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政治家が利用する飲食店(10月2日)

江田参議院議長や川端文科相などの政治資金収支報告書にキャバクラやスナックなどの飲食代を計上していたということが報道され、首相や官房長官が釈明をしている。そこで分かったのは「民主党の内規では、お酒を伴う飲食を政治活動で出すことを禁止している」ということ。会議費の範囲でという民間企業の感覚か。
自民党はどうなのかといえば、小泉チルドレンと呼ばれた一議員が当選するなり「早く料亭にいきたい」といってひんしゅくを買ったほど、料亭で政治活動をすることが常識だったのではないか。一人5万円は下らないといわれる料亭への支払いは政治資金ではなかったのか。とすると、一体誰が何の費目で料亭への支払いをしていたのか。そういうことを明らかにするために、まず現役閣僚をけん制してみたのか、などと考えられないこともない。
鳩山首相は9月29日に恵比寿の居酒屋で会食している。その時の模様は首相の了解を得てツイッターで実況されたのだが、詳細が翌日のブログに書かれている。
http://www.satonao.com/archives/2009/09/post_2718.html
多くの記者が店の外につめかけていたようだが、会食当事者による記録の方が確かだろう。完全にワリカンでひとり5千円だったとか。以下の写真の店なので、総理歓迎特別価格というわけではあるまい。
http://r.tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13001714/dtlphotolst/?ityp=4
こんな具合だから、少なくとも与党議員は女性の接待を伴う飲食店には行けなくなりそうだ。自民党の議員にしても、カネがかからない方がいいに決まっているから、行きつけの飲食店に「こういう情勢だからごめん」ということになるのか。地方都市だと女性のいるスナックでないと政治活動の一環としての懇談はむずかしそうでもある。
いずれにせよ、東京では飲食店も政権交代ということになるのだろう。渋谷WESSTの飲食店はこれからの政治家の懇談の場としてふさわしい店がいくらでもある。ツイッター議員懇談会というのも百軒店の音楽バーBYGであったことだし。

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