中目黒に高速バスターミナル?(10月11日)
半年後の平成22年3月に中央環状新宿線が開通して、平成25年度には中央環状品川線が完成する予定だ。それでようやく大橋ジャンクションの工事が完了し、屋上庭園などの施設が利用できることになる。屋上庭園とコンクリート壁内の広場は大橋ジャンクションの目的外ではあるが、地域再開発の協力に報いるということのようだ。しかし、地域への貢献ということでは、大橋という地名が全国的に有名になり、それをビジネスに利用できる可能性もありそう。
一方、大橋ジャンクションが目黒区内にあっても、中央環状線に目黒区内の一般道から入ることができないのはおもしろくない、との意見もあるかもしれない。しかし、五反田の出入口に近いところには恩恵がある。目黒雅叙園などは成田や羽田からへのアクセスが格段に改善され、東京のホテルの中でも国際会議の会場としての立地条件で優位に立てる。
また中目黒駅前から、五反田で中央環状線に入り、成田や羽田、ディズニーリゾート、木更津・館山へ向かう路線バスが出てもよい。反対方向へは、池尻から東名方向に行くバスや、富ヶ谷入口中央環状線に入り、中央自動車道方面や東北自動車道方面へのルートも考えられる。これは新宿線が完成した時点で渋谷発のルートができているかもしれないが、それでもその時点で実現している副都心線の東横線への乗り入れにより、中目黒が高速バスの発着拠点として渋谷以上の役割を果たしてもよい。駅とバス乗り場との距離が渋谷より近く、場所が分かりやすいという強みがある。中目黒駅の改札口を代官山寄りに作ることは要望されているようだが、高速バスターミナルの誘致も検討されているのだろうか。
いずれにしても山手通り沿いの不動産の活用については、うかがい知ることのできないさまざまな思惑がうずまいていそうだ。
と書いたのだが中央環状品川線のパンフレットを見ると、五反田出入口は大井側に開いている。だから湾岸道路方面との出入は初台南出入口からしかできないことになる。大橋ジャンクションを提供する目黒区の立場としては残念なことではないだろうか。(10月12日)
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