商店会の振興(8月26日)
商店街はどこも営業が大変だといわれる。商店街から買い物客が離れているわけだ。だからといって、スーパーやデパートが繁盛しているわけでもない。どこも売り上げ減で経営が苦しいことは知られている。コンビニですら今年の7月には過去最悪の対前年比5%減という数字になった。
個人消費の伸びがないのに商店街にお客が戻ってくることを期待することはできない。しかも欲しいものに対する要求は高まるばかり。品揃えの多さ、産地直送、価格の安さなど、商店街が元気だったころにはそんな要求はなかったのに、今の消費者はぜいたくだ。
店に行かなくても、多くの選択肢の中から、産地直送で、価格を比較して買うことができるようになっている。消費者に都合がよくなっているけれど事業者にとっては大変。それでももはや事業者に都合のよい規制は支持されにくいだろう。
商店会というとモノを売る店が並ぶ商店街の会というイメージが一般には強い。百軒店商店会のようにほとんどが飲食店というところは例外だ。
いずれにしても日々の生活の買い物をする物販店の並ぶ商店街が復活することは考えにくい。それを振興する政策はいろいろあったようだが、その結果は問われなくてはなるまい。だから商店街が住宅街のようになってしまうとしてもやむを得ない。
唯一の可能性は特徴のある店が集積することにあるようだ。それによって遠方からの来客が見込めることにもなる。
渋谷WEST商店会はそんな特徴のある店が集まるための知恵を出し合う会だ。年に数回のイベントで人を集めるのではなく、いつも何かがある街にしていこうというもの。そんな街のイメージをまず渋谷WESTのホームページの中で描いてみる。
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