都議選での政党の得票と衆議院選挙(7月15日)
今回の都議会議員選挙で、目黒区の政党別得票数が前回の4年前の選挙と比べてどうだったのか調べてみた。自民党24,377(19,532)、公明党21,531(22,749)、民主党53,488(23,809)、共産党12,383(11,876)という数字だった。括弧内は前回の得票数で、投票総数は113,221となり、投票率は前回の39.76%から52.25%に増えていた。それでも4年前の衆議院選挙での目黒区の投票率は64.48%だったから、それを大きく下回っていることになる。
前回の衆議院選挙は小泉劇場の熱狂となり、それまで自民党に投票したことがなかったといっていた人たちも自民党候補に投票していた。改革政党とのイメージに期待していたからといってよいだろう。抵抗勢力という言葉を使い、既得権益を排してこれまでの政治を一新するという姿勢で臨み、それが多くの賛同を得たというわけだ。
それから4年が経った。改革は行き過ぎたともいわれている。郵政民営化にもブレーキがかかっている。当時盛んに叫ばれた既得権益という言葉はどうなったのか。責任政党をアピールするなら過去の発言に責任をもつ必要がある。選挙戦ではそうした議論を冷静にしてほしい。
インターネットでの簡易ブログTwitterを使っての選挙戦がこれからの流れになる。アメリカで共和党の大統領候補だったマケイン上院議員のTwitterには100万人を越える読者がいる。選挙民も世代交代しているのだ。インターネットがなかった頃を知らない有権者が増えていることを忘れてはならないだろう。iPhoneが使われる時代の選挙に、騒音を撒き散らす選挙カーは不要のはずだ。
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