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ソバ屋で憩う(7月9日)

新潮文庫に『ソバ屋で憩う』という今は亡き杉浦日向子さんの著作がある。ソバ屋の名店ガイドなのだが、101店も紹介されているのを見て、わざわざ遠くまで行くことはない。歩いていける範囲の店に通うというのがソバ屋の楽しみ方のはず。
まえがきにはこんなことが書いてある。「頑張らない、背伸びをしない、等身大の自分に還れたのは、いつ、どこでですか。そんな居場所を、日常のなかに持ってますか。」「ふだんのなかに、もっと憩いを。料亭やレストランではない、はやりのグルメ・スポットや居酒屋ではない。ソバ屋でたしなむ酒の味。こんな時間が持てるということ、これぞ、いままで、生きてきた甲斐があるというもの。ラクーになれます。食欲ではない、楽欲が満たされます。」
遠くの名店を訪ねていくのはこの本の趣旨に反するもので、ソバ屋の楽しみ方の参考にするものだろう。ということで、この近所でソバ屋といえば旧山手通り沿いの喜道庵。『ソバ屋で憩う』で紹介されているわけではないし、遠方から客が来るような有名店でもない。居酒屋でないから夜は早いが、それだけに長居の必要もない。「いまだ世間が明るいうちにソバ屋で宴会。こざっぱりとつまんで呑んで、さらりとソバで締める、いさぎよさ。これぞ、あっぱれ東京流。」ということになる。近所なのに喜道庵を知らない人もいるようなので紹介した。
残念ながら『ソバ屋で憩う』は絶版のようだ。

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