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東京都議選の告知(7月3日)

今日東京都議選の告示がされた。選挙カーが動きだし名前の連呼がはじまったが、インターネットの利用は禁止ということになっている。インターネットを使うようになると、選挙にカネがかからなくなり、そのため商売がなくなってしまうという人たちが画策しているのかどうか、今のところアメリカのような具合にはできない。選挙でインターネット利用が解禁されれば、すくなくともカネの流れが変わることは確かだろう。
それでも一部ではあるが候補者の演説を動画で見ることはできる。この一覧表に動画があるかないかで、候補者のインターネットに対する意識を知ることができるともいえそうだ。
http://www.senkyo.janjan.jp/election/2009/13/00008783.html

6月24日には早稲田大学を会場に、北川正恭教授をコーディネーターとして東京都議会会派代表討論会が行われた。その模様を映像で見ることができるが、参加した高校生から寄せられた感想文を読むとそれを見る意欲がそがれる。以下引用する。

・・・しかし結論から言えば、五人の出席者の回答は、少し期待はずれだった。具体的な議論は避けて精神論を語る人、建前論を述べるだけの人、若者対策と言いながら党の政策をアピールするだけの人…。一人だけ、就職の内定取り消しや、教育の格差問題について語った人がいたが、それも新聞でよく読む論調で新鮮さは感じ取れなかった。
多分、都議候補たちは、若者の投票率が低いことから「若者の政策は票にならない」と見切っているのだと思う。だから、高齢者対策には熱心でも若者のことをあまり考えていないのではないか。その結果、若者も政治に関心を持たなくなる。そういう悪循環が起きていると思った。・・・
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0906/0906250802/1.php

個人として参加するのではなく、政党の立場で参加した代表の人たちは建前論以上のことは言いづらいということもあるだろう。都議会議員候補本人を知らずに、国政レベルの印象から所属する政党に投票する人が多そうだし、各党党首もそれを意識して演説している。
それでもどんな候補者なのかインターネットを使って調べられるようになっている。都議選の前回の投票率は全体で44%なのが、21歳から29歳までだと24%足らず。その若い世代が投票すると予想外の結果がでるのかもしれない。横須賀市長選挙で33歳の市長が誕生した背景には、ケイタイを使った若い人たちのネットワークがあったと考えられないだろうか。

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